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“ 共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク
だれもが 自分 を生きる
震災対応の「パープルホットライン」、4月10日からフリーダイアルでスタート
2月8日始まった内閣府主催のDV性暴力24時間対応「パープルダイアル」は3月27日に終了しましたが、その反響は大きく、実施結果は<女性相談約28000件、男性相談約5000件、外国籍相談約670件、急性期相談約2600件>、ダイヤル件数は2ヶ月で5万件以上、実際につながったのは<女性相談約54%、男性相談約86%、外国籍相談約87%、急性期相談約87%>女性相談の約半数はつながらなかった模様です。

その間に震災があったことから、相談ニーズはさらに高まり、ますます多様化しています。
そのため、全国女性シェルターネットがパープルダイアルの番号を引き継ぐ形で新たに「パープル・ホットライン」を4月10日午前10時~スタートさせました
番号は0120-941-826(24 時間対応)
今回はセクマイ対応もきちんと明記されていますので、皆様の周囲にご周知いただきますようよろしくお願いします。

■取り組む事業
� 24 時間のフリーダイヤルによる電話相談「パープル・ホットライン」
� ホットラインにつながった当事者の希望に沿った「同行支援」
� 一時避難のためのシェルター提供
� 避難所における相談活動・同行支援
� 全国的な暴力の防止に向けた情報提供と啓発活動

■ パープル・ホットライン 0120-941-826(24 時間対応)
・相談員はボランティアです
・対象とする相談内容
*DV、レイプ、セクシュアルハラスメントなど、特に女性が受けやすい暴力被害
*被災された女性たちの相談全般
 (避難所でお困りのこと、妊娠出産にかかわる体調のことなど)
*子どもの虐待に関すること
*セクシュアルマイノリティの方の相談
 必要に応じて、セクシュアルマイノリティ支援経験のある相談員や団体につなぎます
*外国籍女性の相談
 (各言語対応を用意し、転送で担当言語につなぎます)
  英語・中国語・ハングル・タガログ語・タイ語・ポルトガル語 対応予定。
*法律的な相談
 (ホットラインがまずご相談を受けます
  ご希望があれば相談員が特定日に弁護士に転送)
*労働に関する相談
 (派遣切り、解雇などのご相談は地域の労働組合等へもつなぐ)
※転送の場合、相談者には通話料は発生しません
*シングルマザーの相談
 毎週火曜日10 時~21 時、木曜日10 時~17 時は
 NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむのホットラインと共同実施
 「パープル・ホットライン」にかけていただくと、ガイダンスが流れ、女性・シングルマザー全般の相談を選べます。

■ ホットラインからつながった当事者の希望に沿った「同行支援」など
・ホットラインで電話相談以外の支援のご希望があった場合、電話を受けた相談員が地域の支援団体と連絡を取り、各種手続きをサポートします。

・ご希望がある場合、関連機関等と連携してシェルター提供をします。
・支援連携団体がない地域について、医療機関・警察・災害本部・地方自治体・裁判所・弁護士事務所など関係機関へつなぐ必要がある際に相談者の希望があれば相談員が地域を問わず相談者に替って電話等で説明にあたります。

■共催:NPO法人全国女性シェルターネット、日本弁護士連合会
■後援:内閣府、女性に対する暴力の根絶を目指す「パープルリボンプロジェクト」の一環として
 助成:特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン
■実施団体及び協力団体
 *NPO法人全国女性シェルターネット
 *NPO法人フェミニストカウンセリング学会
 *“共生社会をつくる”セクシュアルマイノリティ支援全国ネットワーク
 *NPO法人しんぐるまざーずふぉーらむ

詳しくは:ラジオパープル
24時間ホットライン継続決定
http://radiopurple.org/dv/2011/04/24-bfb4.html

テーマ:東北地方太平洋沖地震 - ジャンル:ニュース


Request for Appropriate Support of Sexual Minorities Affected by the Great East Japan Earthquake (Eng.ver)(震災要望書英文)
共生ネットでは、震災要望書の英文作成しました。
ダウンロードすると文字がはっきり見えると思います。
震災要望書英文1p目
震災要望書英文2p目



テーマ:東北地方太平洋沖地震 - ジャンル:ニュース


「ラジオパープル」更新! 3/23
今月の共生ネット担当のラジオパープルが23日に更新
されましたので、お知らせいたします。


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女性のための「ラジオパープル」3月23日更新!

http://radiopurple.org
ラジオパープル


●被災地におけるセクマイへの対応に関する要望書を提出しました。

3月17日に内閣官房長官宛に要望書を提出しました。
この要望書についてご紹介しています。
書面でご覧いただく場合は共生ネットの公式ホームページをご覧ください。


●セクマイにとっての下着問題

被災地に下着の寄付があり、無料配布されたという報道がありました。
性別に違和感があったり、性同一性障害をもつ人や性別が曖昧だと感じている人たちにとっての下着の意味はとても重要です。共生ネットが模索している活動についてお話しています。

話し手:つな(共生ネットスタッフ)


ラジオパープルはこちらのサイトからお越しください。
    http://radiopurple.org 
番組のページに直接とぶにはこちらです。
    http://www.radiopurple.org/lgbt/


●番組担当団体○
【“ 共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク】
セクシュアル・マイノリティへの根強い偏見の解消と真の共生社会をめざして、国政レベルに働きかける当事者のみならず、家族や友人などの支援者からなる全国ネットワークです。


被災地におけるセクシュアル・マイノリティへの配慮ある対応について要望書を提出しました
東北・関東地方で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

共生ネットでは、被災地におけるセクシュアル・マイノリティへの配慮ある対応につきまして、下記要望書を提出しました。


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2011年3月17日
緊急災害対策本部
内閣官房長官 枝野幸男 様

東日本大地震の被災地における
セクシュアル・マイノリティへの対応に関する要望書(第2版)

“共生社会をつくる”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク
〒113-0033 東京都文京区本郷1丁目35-28メゾンドール本郷302
Tel & fax:03-5840-7640
代表 原 美奈子

2011年3月11日以来、東日本大地震の被害状況の拡大が刻々と報道されており
ます。政府をはじめ、救援関係者の皆様の迅速な対応に心から敬意を表します。

私たち“共生社会をつくる”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワークは、
同性愛、性同一性障害、性分化疾患など、性指向・性自認・身体性別が非典型とされ
るセクシュアル・マイノリティの根強い偏見を解消し、その視点を国や地方自治体の
政策に反映させるための、当事者、支援者、専門家などで構成される全国組織です。

今回の大震災の避難生活において、被災地のセクシュアル・マイノリティの皆さんの
ニーズが満たされているか、暴力や差別、偏見にさらされてはいないだろうかと大変
危惧しております。その存在、抱えている問題、支援のニーズが知られていないた
め、セクシュアル・マイノリティの避難所での生活は、日ごろの生活以上に大きなス
トレスを強いられ、深刻な二次被害を招きかねません。そうした精神的苦痛を少しで
も軽減するため、以下に、セクシュアル・マイノリティの視点から、避難生活におけ
るニーズを中心にまとめました。現在の政府の対応に加えて、救援や避難所運営にか
かわるすべての皆様にも、以下のような基本姿勢で必要な配慮を向けていただきた
く、お願い申し上げます。
 
                    記

1)救援活動は「男女別」に限定しないでください。性同一性障害をもつ人、性別に
違和感がある人、性別が曖昧な人、外見と心の性別が一致しない人がいます。
2)同性パートナーを含め、非婚/未婚パートナーとの関係を「世帯」として扱って
下さい。
3)セクシュアル・マイノリティの健康ニーズについて知識のある医師やカウンセ
ラーを配置してください。
4)セクシュアル・マイノリティに対するハラスメントや性暴力への予防措置および
被害者の相談・支援体制を確立してください。
5)災害対策本部は、セクシュアル・マイノリティに関する専門知識や支援経験のあ
る人を登用し、意見を聴取してください。
6)今回の災害を機に、単身者や同性世帯に配慮した緊急連絡用カードを発行して下
さい。




「ラジオパープル」更新! 2/23
今月の共生ネット担当のラジオパープルが23日に更新
されましたので、お知らせいたします。


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女性のための「ラジオパープル」2月23日更新!

http://radiopurple.org
ラジオパープル


●「性別が変わっても本質は変わらないかも」

NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会の小林りょう子さんにセクマイ当事者の親として、カミングアウト前後にまつわるお話を伺いました。

話し手:小林りょう子さん
    (LGBTの家族と友人をつなぐ会理事 東京世話人)
聞き手:つな(共生ネットスタッフ)

▼LGBTの家族と友人をつなぐ会では定期ミーティングを行っています。

  詳しくはホームページをご覧ください。
  http://lgbt-family.or.jp/


ラジオパープルはこちらのサイトからお越しください。
    http://radiopurple.org 
番組のページに直接とぶにはこちらです。
    http://www.radiopurple.org/lgbt/


●番組担当団体○
【“ 共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク】
セクシュアル・マイノリティへの根強い偏見の解消と真の共生社会をめざして、国政レベルに働きかける当事者のみならず、家族や友人などの支援者からなる全国ネットワークです。



石原東京都知事に抗議文・要望書を提出しました
12月8日の石原慎太郎東京都知事の発言に対して、共生ネットとして抗議文・要望書を提出しました。
代表のミナ汰他数名が都庁に出向き、東京都総務局人権部人権施策課および生活文化局、都民の声窓口にて文書を手渡ししました。

以下、提出した文面です。


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東京都知事 石原慎太郎様

石原都知事の同性愛差別発言に対する抗議及び要望

私たち“共生社会をつくる”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワークは、
同性愛、性同一性障害、性分化疾患など、性指向・性自認・身体性別が非典型とされ
る性的マイノリティへの根強い偏見を解消し、その視点を国や地方自治体の政策に反
映させるための、当事者、支援者、専門家などで構成される全国組織です。東京都を
拠点として、多様な性別・性自認・性指向に配慮した制度の導入をめざす政策提言、
教育関係者向けの教材制作や研修講座の開催、当事者やその家族のための悩み相談
ホットライン、インターネットラジオによる情報提供などの支援活動を行っています。

去る12月7日、都知事は記者会見で、ゲイ・パレードなどを視察された感想を述べら
れ、同性愛者に対して「男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じ
がする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティで気の毒ですよ」という趣旨の発言
をされたことを12月8日付毎日新聞(東京朝刊)報道で知りました。

折しも12月4日~10日は人権週間にあたり、東京都の広報でも「―考えよう相手の気
持ち 育てよう思いやりの心―」という標語を掲げ「性的指向を理由とする差別をな
くそう、性同一性障害を理由とする差別をなくそう」と謳っていた最中、本来啓発活
動の先頭に立つべき都知事ご本人が蔑視発言をするのは明らかな差別です。このこと
に深く傷ついた当事者や家族は多く、当会にも抗議の声がたくさん届いております。

同性愛の人々を蔑視する風潮は、旧来の誤った社会通念に基づく思い込みや無知から
来るもので、かつては日本中に蔓延していましたが、当事者自らが偏見を跳ね返しな
がら地道に啓発活動を進めた結果、近年ようやくその等身大の姿が知られるように
なってきました。そんな中、日本の首都である東京都知事が公的な場で発した蔑視発
言は、ようやく芽生えた理解と受容の芽を摘み、旧来の偏見を助長する甚だ差別的な
言動であり、公人によるこうした不見識な発言を放置しておくと全国に波及する怖れ
があります。

実際のところ、同性愛は人間同士支え合って生きていく上での十全な生の形の一つで
あり、それ自体は「足りない」ものでも「気の毒」な存在でもありません。東京都の
姉妹友好都市であるパリの市長として二期目を務めるベルトラン・ドラノエ氏、ベル
リン市長として三期目のクラウス・ヴォーヴェライト氏がいずれも同性愛であること
を公表していることからも、このことはお分かりいただけるでしょう。

しかし現在の日本社会は、性的に非典型とされる人々に対して未だ多くの誤解や差別
が存在するため、家族にさえ打ち明けられないことが多いのが実情です。学校でも職
場でも地域でも自らの性自認や性指向を公にするのは困難で、同性愛であることを公
表した場合、当事者はもとより親きょうだいまで偏見や嫌がらせを受けることもあり
ます。先駆的な調査によると、自殺を考えた性的マイノリティ当事者の数は一般の6
倍にのぼり、社会の無理解に追い詰められていることが示唆されます(添付資料参
照)。そんな状況の中、本当に「足りない」のはむしろ、市民であり納税者でもある
同性愛者に対する社会的認知と受容、そして社会支援である、といえるでしょう。

「遺伝のせいでしょう」との発言も未だ科学的根拠のない不正確なもので、この種の
発言は1997年ユネスコ総会で採択された「ヒトゲノムと人権に関する世界宣言」に抵
触します(外務省仮訳http://www.mext.go.jp/unesco/009/005/001.pdf)。たとえ憶
測であれ、個人をその遺伝的特徴に還元することは、当事者のみならず、その親族ま
で巻き込む重大な人権侵害です。高い教育水準を誇る日本ですが、その首都である東
京都の首長から公的な場でこうした問題発言が出るところを見ると、日本の教育もこ
と性教育、人権教育に関しては「どこか足りない」というほかありません。

こうした偏見の類を覆す最良の方法は、性に関する正しい情報提供と、当事者主体の
啓発活動を通じて、性的マイノリティの人々の等身大の姿を知っていただくことで
す。つきましては、性的マイノリティをはじめ、日本に暮らす全ての人々の人権保障
に向けた東京都の取り組みの一環として、以下を要望します。

                  記

1) 石原都知事に、この差別発言に関する公式謝罪と撤回を求めます。
2) 東京都は人権週間にあたる12月の広報で「性的指向や性同一性障害を理由と
する差別をなくそう」と謳っていますが、今回の都知事発言のように、公人が特定の
集団を蔑視した発言をすることに人権上問題はないのか、東京都総務局人権部と東京
法務局人権擁護課に見解をお尋ねします。
3) 再発防止に向けて、都知事を筆頭とする都の職員全員に、性的マイノリティ
当事者支援団体による、性自認と性的指向に関する人権研修を実施すること。また、
次の人権週間には、性自認と性的指向に関する人権啓発を主たるテーマとしてとりあ
げること。
4) 性的マイノリティ及びその家族への社会支援に向けた相談窓口を設置し、生
活上の障害や困難、心身の健康に関する公的調査を行うこと。
5) 人権施策の一環として、東京都民である性的マイノリティ当事者やその家
族、支援住民と都の懇話会を毎年定期開催し、都政にその意見を反映させること。

以上

2011年1月10日
“共生社会をつくる”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク


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なお、LGBTの家族と友人をつなぐ会も抗議文を送っています。
そちらの情報は下記から。
http://blog.goo.ne.jp/family2006/e/a0be8505733dc79a1f6fbb4eb3cae1c4




「ラジオパープル」更新! 12/22
今月の共生ネット担当のラジオパープルが22日に更新
されましたので、お知らせいたします。


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女性のための「ラジオパープル」12月22日更新!

http://radiopurple.org
ラジオパープル


◆「男女共同参画局の基本計画」

  内閣府にある男女共同参画局で第3次男女共同参画
  基本計画が17日に閣議決定されました。第8分野には
  セクマイへの人権尊重の配慮の必要性が明文化されま
  した。今回はそのことについてお話しています。

◆「東京都知事石原氏の発言について」

  人権週間の時期に石原都知事による「同性愛者は
  かわいそう」「遺伝の問題でもある」といった内容の
  発言がありました。このことについてもお話しています。

     話し手:翔子さん(共生ネット副代表)


ラジオパープルはこちらのサイトからお越しください。
    http://radiopurple.org 
番組のページに直接とぶにはこちらです。
    http://www.radiopurple.org/lgbt/


●番組担当団体○
【“ 共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク】
セクシュアル・マイノリティへの根強い偏見の解消と真の共生社会をめざして、国政レベルに働きかける当事者のみならず、家族や友人などの支援者からなる全国ネットワークです。

●過去の番組○
・「非正規への均等待遇を訴えた理由は? その1」
  働く女性の全国センター(ACW2) 12月15日更新
  http://radiopurple.org/acw2/2010/12/1-d98b.html
・「ラジオドラマ#6デートDV ~娘からの相談~」
  フェミニスト・カウンセリング東京 12月8日更新
  http://radiopurple.org/fc/2010/12/post-5180.html
・「全国シェルターシンポジウム2010inくるめ」
  全国シェルターネット 12月1日更新
  http://radiopurple.org/dv/2010/12/post-70e7.html
・「セクマイの受ける暴力被害」
  共生ネット 11月24日更新
  http://radiopurple.org/lgbt/2010/11/post-5a64.html

その他ラジオパープルトップページからご覧ください。

●主催:NPO法人全国女性シェルターネット
●後援:内閣府、厚生労働省
●支援団体:コミュニティITスキルプログラム(マイクロソフト株式会社) 他