私たち “ 共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク は、 セクシュアル・マイノリティへの根強い偏見の解消と真の共生社会をめざして、国政レベルに働きかけようと、去る2008年1月に発足しました。当事者のみならず、その家族や友人などの支援者からなる全国ネットワークです。
2004年に施行された「性同一性障害者の性別の取扱いに関する特例法」以降、性同一性障害 については一定の理解が進みました。しかし、その他 多数の セクシュアル ・ マイノリティについては、 いまだに正確な情報・知識が行きわたっておらず、その 性的指向 や性別違和感 ゆえに、家庭・学校・職場・地域などあらゆる生活の場で、依然として多くの誤解や偏見にさらされています。
実生活では、セクシュアル・マイノリティの多くは、この世の中をユニークな視点で捉え、さまざまな分野で社会に貢献しています。しかし一方で、身近な家族の理解さえ得られず、その悩みをどこにも相談できずに孤立する場合も多々あります。私たちは、人生のあらゆる局面でセクシュアル・マイノリティが抱える固有の生きづらさを言葉にし、国や自治体に適切な対応や 公的支援 を促すことで、セクシュアル・マイノリティのみならず、日本に暮らすすべての人々が安心して、自分らしく生きられる社会を築く決意です。
<会の目的> セクシュアル・マイノリティ 全般 に対する社会の理解を促進し、当事者とその家族・友人が安心して生きられる共生社会の実現をめざす。
<活動の柱> 当面は国の 「共生社会」政策 にセクシュアル・マイノリティの視点を加えること、特に、人生のスタート地点にいる 青少年 の ケア 政策 については、一刻も早く具体的な取組みを進めるよう、議員や省庁などへのロビー活動を通じて国に要望 、政策 提言 していく。
<ネットワークの性格> 課題ごとに 全国各地の 多様なグループとゆるやか に連携 し、国への働きかけの際にも、特定の政党に偏ることなく 超党派のアプローチ を取る 。
<発足の経緯> 2008年1月、パフスクール講座『国に意見する方法』でDV法改正ロビー活動の経験と方法を学んだ受講生有志によって結成。1970年代から徐々に広がってきたレズビアン・コミュニティ及びその周辺で生活する会社員、フリーター、翻訳者、ライター、学生、アーティスト、研究者など、様々な経歴を持つ個人の集まりです。
※2012年9月24日、法人化し、「特定非営利活動法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク」となりました。
<セクシュアル・マイノリティとは> ここでは、同性愛者、両性愛者、 性同一性障害 (GID)を含めた性別違和や、DSD(性分化・発達障害/インターセックス)をもつ者 をはじめ 、「男女」の性別区分や、それに基づいた社会制度の枠組みにあてはまらない人々を指します。
※ ご賛同いただける方はこちらから。
特定非営利活動法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 代表 者 :原 美奈子 “ ミナ汰 ” 東京都文京区本郷1-35-28 メゾンドール本郷302
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